「激安」「最安」などの誘因文句と安価な料金設定

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ネットなどによるポスティングや、ポスティングに関連する広告に、「激安!」「最安!」などの誇大な誘因文句をよく見かけます。
そんな言葉に疑問を感じませんか?人を動員する業務においておのずと限界値は存在します。
企業努力によって解決する部分ではありませんので、そもそもありえない文言なのか、もしくはからくりがあるはずです。

ポスティング経験がおありの方はお分かりいただけますが1日で配布できる数量に、その単価を掛けてみてください。 一人当たりの人件費以上の金額になりますか?

価格には根拠が必要です。
業界相場より高価な設定にしたければ、どこと比較しても差別化が図れるだけの精度やツールを使用し、その会社の価値観を向上する。
何処と比較してもレベルが低く精度も悪いのに料金設定を上げるといったことは絶対にあり得ません。
逆にどこと比較しても安価な設定にしたければ、全域にベースとなる定期案件を持っていて、それとの併配が前提など。
いずれにしてもその価格に見合った根拠は社会的一般常識として必須です。

「低単価=併配前提」なのです。

「併配」とは、1人の配布員が同じエリアに複数のチラシを同時に配布するわけですから、例えば1枚あたり4.0円で配布可能なエリアに2枚(2種類)のチラシを一緒に配れば、単純計算で1枚単価8.0円(4.0円x2)1枚当たりのコストは1/2になるわけです。 1人当たりの1日配布可能な軒数、エリア数は減るわけですから、案件やエリアにより向き不向きはありますし、ただしそう簡単にはいきません。 いくら併配前提とはいえ、「エリア指定案件+エリアフリー案件」、「エリア指定案件+エリア指定案件の一部」、「エリアフリー案件+エリアフリー案件」などいくつかの条件下でなければ併配は成り立ちません。

また、案件ごとの配布期間もありますから併配の組み合わせはなかなか大変です。 このことから従来「特定の曜日にだけ配布」の「配置型」が2~10枚くらいを同時に配る「同配」として「併配」が配置型業者に好まれてきました。 いずれにしても一定の条件下の複数のチラシを一緒に配るわけですから100%同じに配れるわけがありません。一定のロス(案件内容の違いにより1枚だけの配布しかできないエリアが発生する)が発生します。ですので、先ほど述べた「2枚併配ならコストは1/2」はそう単純には成り立たないので、単価料金が1/2というのも「併配前提」であったとしてもなかなか難しいのです。

このことからお分かりいただけると思いますが、「低単価」と「単配」は両立しづらい面を持っています

人がひとりひとり体力を使ってする仕事において スーパーの安売り、バナナのたたき売りではないのですから、 ただ単に根拠のない安値でできるポスティングはあり得ないのです。